Posted on 2018年5月30日, 8:57 AM By Northbrain
ノースブレインが制作している書籍に付属するサンプルプログラムを定期的に紹介していこうと思います。
今日はDirectX9必携増補版のサンプルプログラムをご紹介します。320個ほどあるサンプルの中から2個を取り上げました。
□キューブシャドウマップ
シャドウマップのテクスチャーとしてキューブテクスチャーを使用します。
キューブテクスチャーは文字通りキューブ状になっているテクスチャーなので、全方向にシャドウマップを構成することができます。それによりシャドウマップがカバーできないスポットが無くなります。
通常の2Dテクスチャーをシャドウマップにした場合は、シャドウマップの範囲外を参照したときにそこが影になってしまうグリッチが起こります。
シャドウマップの範囲外を参照することはよく起こります。というよりも、範囲外を参照することのほうが多いでしょう。なので範囲外をいかに参照しないようにするか、そっちの工夫が大変です。
キューブシャドウマップの場合はその心配・工夫を一切考えなくていいのがメリットです。
□ブルーム(グロー)
ジオメトリの発光や反射の色が、周りににじむように広がる現象をシェーダーで実現するものです。3×3カーネルから7×7カーネルまでサンプルにしています。
7×7カーネルでもそれほどシェーダーコードが増えないように、2パス(縦と横)のガウシアンカーネルを実装しました。
このサンプルを使っている(このサンプルが付いている)書籍はDirectX9必携増補版です。
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